【俵屋吉富】大きないちご大福:紅餡の華やかさにはっとする

京菓子の老舗【俵屋吉富】でいちご大福があったのでびっくりして購入しました。日本橋三越にて。プラケースに入って並んでいるときから、苺の先端がぽうっと紅色に見えて上品でとても愛らしかったです。

開けます。

大きないちご大福、399円也。プラケースのシールにあった商品名の表記通りにしておきます。

てっぺんにいちごの先っぽがぽっちりと。そして紅色がお餅を通して見えるのが、上気した頬のようで美しい。
茶席の上生菓子を担う老舗こだわりの生菓子。

とても柔らかいので、運んでいるうちに四角くなってしまった。もとは5㌢くらいのまんまる。
では切ってみますね。そうっと、そうっとね。

ちょっと斜めになってしまったけれど、断面の華やかさに息を呑む。上品な外見に違わず、断面も見事。しばし見惚れてしまう。華やかさでは今まで食べてきたいちご大福の中でも一、二を争うのではないかしら。
さらりとしたお餅はやわらかで、とても好みでした。いちごは小豆餡の土台に乗ってさらに紅餡に包まれている。この紅餡が外側からはお餅の生地越しに透けて見え、さらに内側ではこんなにも華やかに彩りを添えている。いちごの酸味が、餡とお餅によく合っている。おいしくて美しいいちご大福。ごちそうさまでしたー。

いちご大福への道

9歩目は京都の上生菓子の老舗が放ついちご大福。華やかなり。