【京菓子処 吉廼家】豆大福:見た目ずっしりだけれど、あっさりした甘さでぺろり

日本橋高島屋の催事にてみかん大福で有名な【吉廼家】の前を通り過ぎたものの、視界に入った豆大福という文字に引き返しての購入となりました。『豆大福の道』今回で8歩目になります。

吉廼家は京都・洛北にて昭和元年創業。そう聞くと和菓子の世界では新しい方なのかな。
こしあんは蓬、粒あんは白い豆大福です。今までの豆大福と比較したかったので白い方を選びました。

ほかのお菓子も買っていると、一つから買えるのは非常にありがたいですね。205円也。
和菓子はどうしても当日中の壁が…。ところがこちらは翌日まででした。同時にパイナップル大福も買ったのですが冷蔵庫に入れても大丈夫とのこと。

ずっしりと重量感がある見た目。おもちが透き通っておいしそうだなあと店頭でも感じていたのです。
豆大福、おもち部分好きとしては惹かれるところ。では切断。えいっ。

今までの豆大福と比較して、あまりに簡単に切れて拍子抜けしました。ぶにゅっとつぶれなかった。
そしてこれ食べたら合点がいきました。おもち部分、とても柔らかく伸びておいしいのですが、求肥ではないかしら。求肥好きの直感で見た目の透明感にも惹かれたし、時間が経っても固くならないのではないかな、なんて思いながら味わいました。小豆がぎっしり粒あんはあっさりとした甘さで、おもち部分と合わさるとぺろりでした。