【梅園菓子処】宝満山:何に似てるか思い出せないまま日が暮れる
食感が独特で、何か似たようなものを食べたことがある気がするのだけれど思い出せないまま半日が過ぎてしまったよ、というお話。大宰府の【梅園】の棹菓子です。淡雪でもなくういろうでもなく、手で持つとぷよんぷよんしていてお店の方の説明を聞いて興味津々に。他に大徳寺納豆入り(あまじょっぱいのだそう)とジンジャーが並んでいたのだけど、初めてなので基本のものを選ぶ。
浅草【うめぞの】ではなく、大宰府【ばいえん】です。
宝満山、半箱(一棹の半分)1,080円也。
左下、山型のお菓子は宝満山を干菓子にしたものだそう。味見にと頂きました。
しおりには電力業界の実力者、松永安左衛門が絶賛したとのこと。
薄いビニールに包まれた直方体。10.5×4.5×高さ3㌢くらい。
裏はこんな感じ。気泡が見える。
食べたい分だけ切ってとのことなので、これくらい。ぺたっとする。
冷凍保存もできるそう。水飴が入っているので凍らず、すぐに切って食べられる。
一口食べてみて、独特の食感。似てるものを食べたことがある気がするのだが思い出せない。原料は砂糖・卵・水飴・寒天となっている。淡雪に近いのだろうけれど、あちらは卵白だけだしちょっと違う。羊羹でもなく、カステラでもなく、プリンでもない。玉子焼き、玉子豆腐と考えて、伊達巻も近いのかなあ。宝満山ならでは。弾力はあるのだけどスッと歯切れがよい。しゅわってなくなるという和三盆のお菓子を勝手にイメージしていたので口に残って最初びっくりした。結構甘味は強く少しでも満足、卵の味が最初から最後までしっかりする。ごちそうさまでしたー。
断面を拡大して愛でる。なめらかできめ細かく、卵のやさしい黄色が和む。
干菓子の方はこれから。楽しみ。ラスクみたいな感じかしらと予想。