【小布施堂】朱雀モンブラン:ようやくお目にかかれた小山のようなモンブランは栗好き全方位におすすめ
栗といえば【小布施堂】何か甘いものなかったかなあとお菓子貯蔵庫を探すと出てくるのが栗鹿ノ子の缶。そういう家庭も多いのではないでしょうか。ここ数年ずうっとすれ違いで機会を逃してきた朱雀モンブランをようやく味わうことができました。やったー。
今回はウェブで事前予約して、日本橋三越に受取に行きました。2,160円也。予約して店頭受取の仕組み、本当に便利。ありがたいです。催事スペースにはイートインも併設(へんな表現だな)されていますが、事前予約していると受取は通常の店舗の方なので並ばなくて済みます。
洗練されている紙袋。担当の方が二人掛かりで包装してくれて最後にぺたりとこのシールを貼って紙袋に封を。
家に帰るまで全然気づかなかったのですが、これ持って歩いてたらすれちがった人にきっと「あの人モンブラン好きなんだろうなあ」と思われるくらい主張が強い!その中の何人が「おっ朱雀モンブランではないか!」と気づいたでしょうか。
ようやく買えた朱雀モンブランを手に、頭の中では即興で作った自作朱雀モンブランの歌がぐるぐる回りながら歩いて帰りましたよ。スザク、スザク、モンブラーン、モンブラーン♪
さあ、初めての対面。わくわく。
これは大きい!つぶれないようにドーム状のプラスチックケースに入れてあります。保冷材で曇っていたので外しての写真。大きさがわかるようにカエルちゃん登場。
『カエルちゃん、栗の山に登る』とか絵本の表紙になりそう。
お素麵のように細いマロンペーストがこんもりと小山のようになっているのが印象的。
そこに立体がある限り、切断せずにはいられない。つぶれるの覚悟でナイフを入れます。ヤー。
わあぁぁぁ。栗に圧倒される。
薄いタルト台に栗の渋皮煮、スポンジ(栗餡入り)に生クリーム、そして栗餡が十分すぎるほどたっぷりとかけられている。この細く絞られた栗餡が本当になめらかでおいしくて素材そのまま味わうといった感じで「栗だわあ」としみじみする。生クリームはさっぱりしていて栗とバランスが取れている。さらに食べ進めるとあらすっぱい。なんと渋皮煮の後ろからカシスが!ほどよいアクセントになっています。
もう栗好きにはたまらない一品です。大きいので二人で食べるくらいがよいのかな。おいしいものは分け合って食べるとさらにおいしいもんねって人にも、いえいえ一人でペロリですの人にも、栗好き全方位にお勧め。
栗本番の秋を前に、もう今年の栗は堪能してしまった気分でいっぱいなのですが、来週には催事第二弾で栗おこわが登場するとか…。行かねばなるまい。
この季節には「秋の名物」としてもともと栗の点心朱雀がお店で出されていて、それを洋風にアレンジして出したのがモンブラン朱雀、さらに持ち帰り用にしたものがこの朱雀モンブランのようですね。栗の点心朱雀、いつか小布施に行ったときに食べてみたいものです。