【紫野和久傳】笹くり:栗と葛を練り上げた秋限定のささのか菓子
ぷるんつるんとしたのどごしが忘れられない【紫野和久傳】れんこん菓子西湖は常備しておきたいほど気に入ったお菓子ですが、お隣に秋の生菓子笹くりも並んでいました。笹に包まれているのは同じなのですが、口当たりがまた違ったおいしさと聞いて興味津々、というお話。
笹くり、378円也。9月~10月末までの季節限定。
生笹の青が鮮やか。
栗色をしてつるんとした見た目。
真上からパシャ。長さ8㌢、上底1.5下底2.5㌢の台形。上底下底って久しぶりの言い方。
では切ってみましょう。
裏ごしした栗と葛を丹念に練り上げたお菓子。西湖と同様つるんとしているが、蓮粉ではなく葛を使っているせいかしっかりとした固さがあって切りやすい。
ぷるんというよりつるんとしていて、更にしっとりした口当たり。葉っぱのいい匂いが移って爽やか。栗と笹って意外と合うのだなと新しい発見。栗のお菓子は、栗きんとんやモンブランといったねっとりもったりした重さを感じる濃厚なものを秋冬よく口にしている印象があったので、つるんさっぱりとしてでも栗感しっかりといった生菓子は新鮮でした。栗みずようかんに近い感じかな。小布施堂のみず栗ようかん、久しぶりに食べたくなった。おいしかったです、ごちそうさまでしたー。