【榮太樓總本鋪】一粒万倍もち:縁起の良い日に願いをこめて食すおもち

一粒万倍日とは、種籾一粒から一本の稲ができ、さらに万倍もの数のお米が穫れることから、何かを始めるのに最適な日と言われる縁起の良い日です。【榮太樓總本鋪】にこの日にちなんだ縁起のよいおもちがあると聞いてはいたのですが、なかなかタイミングが合わず。今回は30日だったのですが、てっきり週末だと思っていて、日本橋高島屋でお買い物していたら見かけて嬉しいびっくり。13時くらいで残り2個でした。ぎりぎり買えた感じかしら。一粒万倍もちは、当日と前日に販売とのこと。絵馬付きでした。

一粒万倍もち、712円也。自然光の下で撮りたかったー。

手のひらサイズの箱にへらがついています。

ぱかっ。まるくて平たいおもちがお行儀よく並んでいる!
おもちのサイズは直径3㌢、厚み1㌢くらい。

へらですくってみる。付属の道具を使うのって、なんか一呼吸置く感じがあって、好き。
こし餡が敷き詰められているのだけれど、なめらかさが伝わるかな。

もち米「マツゲンモチ」を使用した餅玉とこだわりのこしあん。
榮太樓總本鋪のお餅はいつも美味しいけれど、こちらの餅玉ももちもちしているのに歯切れがよく、お米のうま味を感じる。塩気もほんのりある。そして、さらりとなめらかなこし餡!餡こは好きだけれど、すごーく好きかと聞かれればうーんって感じだったのだけれど、今回初めておもちにたっぷりつけて食べたーいと思いました。自分でもびっくり。本当に後味がすっきりとした甘さの食べやすいこし餡でした。ごちそうさまでしたー。

福徳神社の絵馬もいただきました。お米の形をした一粒万倍絵馬。
願い事を書いて専用絵馬賭けに吊るすと、後日お焚き上げしてもらえます。
福徳神社は貞観年間(859~876)から既に日本橋に鎮座していたと言われています。いろいろなご利益があるのですが、宝くじの当選祈願でご存じの方も多いのではないかしら。かく言う私も、以前父の宝くじ当選祈願について行って、私の方が違うくじに当たるというおこぼれを頂戴したことがある縁起の良い神社。
この願いが万倍にも実りますように…という思いを込めて、私もとあることを始めましたよ。ほほほ。暦はこういうきっかけや区切りとなる日があちこちに散りばめられていていいですね。