【とらや】御代の春:定期的に食べたくなる最中

和菓子は自分の定番があって、たとえばどら焼きは清寿軒のように、お店とお菓子がセットになって思い浮かんでいます。なのでなかなか他所の味にふらつくことがない気がする、のですが【とらや】といえば羊羹、のところを今回は最中によそ見しています。だって最中って気分になったんだもの。

とらやさんの包装はシンプルで素敵。カエルちゃんも一緒に。可愛い!

最中は三種類あってどれも好きなのですが、今回は紅白の最中、御代の春を。
古くは天皇の時代が末永く栄えることを願った菓銘で、転じて平和がいつまでも続くようにと思いを込めたおめでたいお菓子
1つ238円也。ちょっと食べたいときに、ばら売りって本当ありがたい。

御代の春 白(こし餡)

白い最中はこし餡。

をかたどった最中。

ではいつものように切断。

おー。最中の皮が繊細なので切ったらどうなることかと心配でしたが、セーフ。
はりっはらっとした皮が口にくっつくとき一番、最中だわぁと感じるのだけれど、みんなそうかしら。
こしあんがみずみずしくやわらかい甘さが上品でちょうどよい。甘過ぎない。小豆の味がしっかり感じられて美味しい。

御代の春 紅(白餡)

光の関係でレトロな感じの写真になっちゃった。

ピンクが華やか。こちらはをかたどっています。

もなかは断面よりも、斜めからふっくらした姿を愛でるのが好き。

そしてやっぱり切る!色彩が美しいですね。これだけで満足してしまう。
こちらの白あんもみずみずしい。甘さ控えめ上品な印象。皮と一体化した味(伝わる?)がちょうどよい。

とらやの使用する白小豆は〈福とら白〉という独自の品種で、2018年に農水省に品種登録されたのだそうですが民間による品種登録は初だったそう。なるほどー。

ごちそうさまでしたー。久しぶりに最中を食べましたが、やっぱりとらやさんは期待を裏切らないおいしさでした。来年は最中をいろいろ食べてみようかなあ。

最中をどっこいせと背負ってるみたいな姿が可愛かったので、おまけのカエルちゃん。
カエルちゃんは基本、何しててもカワイイ。