【坂根屋】宿禰餅:もちもち伸びーる求肥のお菓子
求肥と聞けば買わねばなるまい。歌舞伎座お土産処木挽町で見つけた出雲【坂根屋】の宿禰餅。個包装で日持ちもするので買わない理由が見つからない。

黒・柿色・萌黄。この組み合わせ考えた人凄いな。
配列は江戸三座(中村座・市村座・森田座)で異なっていた。

宿禰餅、900円也。

土俵が出てきた。

パカッ。9個入。

トントン相撲も入ってた。だから箱が土俵だったのね。
出雲は相撲の始祖野見宿禰(のみのすくね)出生の地。名前の由来でもある。
柚子 5個

白い袋。

ケースに入っていた。

やわらかーい。
サイズは4×3×厚さ1㌢ほど。

薄い黄色。ふよふよではなく弾力がある柔らかさ。もちもち伸びーる。寒暖差のある奥出雲の粳米を使用。粒子が大きいためこの弾力が生まれるみたい。好みのもちもち具合。
口に入れると柚子の風味が爽やか。出雲乙立産の柚子は、すりがねでおろした皮を砂糖と合わせて一年寝かせたものを使用。さらっとした甘さもちょうどよく、柚子がとてもよい働きをしている。
胡麻 4個

胡麻は黒い袋。

こちらは薄茶がかった色。
見た目で益壽糖を思い出しました。

サイズは柚子と同じ。

横からはこんな感じ。
やわらかいお餅のような求肥の中にぷつぷつ白胡麻の食感が面白い。九州の白胡麻を煎って香りをたてた後すりつぶし、蜜と煮立ててから加えている。手間がかかっている。それによって香ばしさとコクが生まれるのかも。
どちらも求肥の柔らかさが、柔らかすぎず固すぎず完璧に好み。
爽やかな柚子と香ばしさのゴマ、どちらもおいしかったです、ごちそうさまでしたー。
柚子の方が多くて、柚子好きとしては嬉しい。