【井筒八ッ橋本舗】益壽糖:色も香りも体によさそうな幻の仙菓を再現

歌舞伎座お土産処で買ったもう一つのお菓子がこちら【井筒八ッ橋本舗】仙菓益壽糖です。幻の仙菓とあって興味をひかれました。明治天皇が病弱にして食の細い皇太子時代の大正天皇を案ぜられて漢方医に命じて生まれたお菓子なのだそう。

仙菓益壽糖、6袋入1,410円也。
仙菓とは元は仙人が口にする桃の実を指し、桃は古来魔除けの食べ物でもあって、そこから邪気を払う特別なお菓子という意味になったみたい。これもうちょっと調べてみようっと。

朱色のしっかりした箱。この時点で既にありがたいパワーを感じる。

パカッとな。

個包装になったものが6つ入っています。

じゃーん。開けた瞬間、ニッキの香りが広がる。体によさそう。

こんな風に、和三盆糖がまぶされたお菓子が3枚、お布団のように重ねられています。お行儀がいい。

大きさは6.5×4㌢、厚さは0.4㌢くらい。体に良さそうな茶色。見るからに薬効がありそう。餅粉、蜂蜜、和三盆糖が主原料で、高麗人参、霊芝、クコ、桂皮など和漢成分が8種加えられています。参考までに原材料がわかるシールをペタリ。いかにも効きそうな滋養成分たちが勢揃い。

薬効と聞くと苦そうな先入観がありましたが、上品な甘さでとても食べやすいです。子供のころ、八つ橋の皮だけ食べたいなあと思っていたので、餡子のないこのもちもちとした皮のお菓子は好み。ごちそうさまでした。心なしか、食べたあと元気がわいてきた気がするー。単純。食欲ないときに本当に良いかも。
ちなみに京都の八ッ橋で思いつくのは【井筒八ッ橋本舗】と【聖護院八ッ橋総本店】で、今回の井筒八ッ橋本舗は、夕子の方でした。