【二葉屋】佃もち:干し杏が練りこまれたすべらかな求肥はいくらでも食べられそう

子供のころ、ヤクルトもうちょっと大きな容器だったらいいのになと思ったりしましたが、大人になった今でももうちょっと大きかったらいいのになと思うのがこちらの和菓子【二葉屋】佃もちです。『4時のおやつ』(杉浦日向子)で読んでから、月島散歩ついでにお店を訪れたことが懐かしく思い出されました。

今回は歌舞伎座のお土産処で買いました。8月のお菓子だったか。4個入り520円也。

どんどん開けましょう。

薄紫色の包装紙はセロハンテープで一つ一つ丁寧に留められているのですが、それを見て昔のお店の風情が押し寄せるように思い出されてきて、開封する手が止まりました。

ジャーン。すべらかな求肥がおいしそうでしょう?透けて見えるのが干し杏。
このままではサイズがわからないので、カエルちゃんを連れてきます。

おすましカエルちゃん。かわいい。
では切断をば。

わあああ。素敵。うっとりしてしまう。
白くすべらかな求肥に練りこまれた刻み干し杏のだいだい色が美しいです。
ほんのりと甘い求肥はやわらかく歯切れがよい。杏のすっぱさがほどよい。冷やして食べるとするんと口の中に消えていく。佃もちは本当に好き。これもっともっと大きくても食べられそうに思えるから不思議。