【パティスリー イーズ】和三盆とピスタチオのシュトーレン:和三盆糖のコーティングが完璧ななめらかさ

シュトーレンも好きなパン屋さんで買えたから満足してもう終わりにしようかと思っていたのですが、通りかかった【ease】イーズにもあるのではないかと立ち寄ってみました。見っけ!クリスマス仕様の紙袋に入っていたものが並んでいました。

飾り部分の紙色の種類は3つありました。中身は同じとのことで6つ並ぶ中から、一番手前のものを。常温での販売です。直接店舗で買うなら、冷凍よりやっぱり常温がいいな。ここで作っています感、意外と大事。

上から紙袋をのぞいてみる。

ジャンッ!和三盆とピスタチオのシュトーレン、3,200円也。こちらの1種類。
ラップでぴっちりとカバー。この丁寧な仕事ぶりがおいしさへの信頼へとつながっている。

切り口が美しい。和三盆糖の黄みを帯びたコーティング部分から生地表面のこげ茶の焼き色にかけての色の移り変わりが好み。

断面好きなのでアップにしてみる。
開封してすぐ、バターの香りが印象的。口にしてすぐ「あ、これはおいしい…」となる。周囲の和三盆の口溶けがなめらか。これが生地のはしっこ部分のしっかり焼かれているサクサク感、さらにレーズンとあいまってちょうどよい。このレーズンは貴腐ワインとブランデーにじっくり漬け込んだゴールデンレーズン。コリコリした食感のピスタチオもたっぷり入っていて、バランスがとれていてとてもおいしい。真ん中はシンプルにパンだなあと感じる。切るときや食べているときぱらぽろと落ちる。マジパンの塊が包みこまれているシュトーレンのようなしっとりねっとり感はないので、マジパンは入っていないのかなと原材料を見たら、マジパンローマッセとありました。

ここでマジパンとどう違う?と思いちょっと調べる。違いはアーモンドと砂糖の比率のようです。
昔から知っているケーキの上のマジパン細工に使われるマジパンは1:1。
ドイツ菓子でよくあるマジパン(食べたとき美味でびっくり)は3:1。北独リューベックでの比率なのかな。
マジパンローマッセは2:1。つなぎに卵白が使われている。アーモンドの餡と呼ばれるほど風味がよい。
なるほどー。私はお菓子作りでアーモンドパウダーにめちゃめちゃ頼っているのですが、風味が素晴らしくなります。アーモンドってほーんと「おそろしい子!」

こちらのシュトーレン、和三盆の効果かとてもやさしい味。年末のお疲れモードの体に朝一番珈琲と合わせて食べると元気が出ます。ごちそうさまでしたー。周囲のコーティングを眺めていたら、コーヒーロールのアイシングを連想して食べたくなってしまったー。

ショップカードの裏(表?)。ロルバーンのワイヤーアートの表紙を思い出した。わかる人いるかな。カワセミとかの。

シュトーレンへの道

なんだかんだで4歩目。スライスして少しずつ食べる予定が、パクパク食べてます。