【KFC】オリジナルフライドチキン:ケンタッキーと言えば『サウスパーク』ってなる解けない呪縛

どんよりとした雨の午後、煮詰まっているときに何より嬉しいのが【ケンタッキー・フライド・チキン】の差し入れ。今回はおやつメモではなく、ちゃんと食べてます〈番外編〉です。

数メートル先からでも匂いでわかるケンタッキー。食べたくなるなる、ね。確かに。

上からのぞいてみると、ポテトだー。ポテト大好き。

箱もパカッ。じゃーん。オリジナルチキン。現在、創業記念パックが展開中だそう。
みんな大好きフライドチキン、誰と一緒に食べるのが最適解か。これは気の置けない友人が一番じゃないかな。指や口元が油でてらってらになっても互いに「あはは」で済ませられるもの。

さて、ケンタッキーフライドチキンといえば『サウスパーク』を必ず思い出すのだ、というのが本題。
『サウスパーク』というのはアメリカのアニメ。コロラド州の小さな町サウスパークを舞台に、小4の男子4人を中心に基本1話完結で話が展開する。

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登場人物について少々。ポスターの最上段、左から。

エリック・カートマン

肥満児のドイツ系の少年。反ユダヤの差別主義者、自己中心的で不寛容、反社会的で良心の欠片もないとカイルに酷評されるようなとんでもない気質の少年。ちょびっと可愛らしいところもあったりなかったり。

カイル

裕福なユダヤ系の少年。緑の帽子を脱ぐと赤毛。成績優秀で理屈っぽく神経質、基本穏やかだがたまにキレる。カートマンとはしょっちゅういがみ合っている。

スタン

全てにおいて平均的なアメリカ人少年。常識人。たぶん一番繊細。友人たちの巻き起こす騒動に振り回される。

ケニー

町一番の貧乏人。根性と思いやりのある少年。オレンジのフードを被っているため、顔はほとんど見えないが金髪碧眼、声はくぐもっているが言葉遣いは下品で最低らしい。しょっちゅう死ぬが、不死

バターズ

主人公たちの同級生。シーズン途中でケニーが死んでいた間、後釜に座り準主役的扱いになった。
素直なよい子。馬鹿正直で信じやすい。よく親に地下室に閉じ込められる。特技はタップダンス。
好きなキャラなので、さりげなく登場人物紹介にねじ込んでしまった。

このアニメ、1997年から続いていて現在シーズン26という息の長い作品なのだけれど、とにかく下品、表現が過激。ブラックジョークが過ぎるので子供にはまず見せられない。でも社会風刺が鋭かったり、怖いものなしでアンタッチャブルな領域に踏み込んでいくし、たまにすごーくいい話もある。まあ90%くらいうげぇってなりながらも嫌いになれず見てしまう。

で、なんでケンタッキーと結びつくのかというと、エリック・カートマンがみんなが楽しみにしていたフライドチキンの皮だけ全部食べてしまうっていうお話があるのだ。S9ep6で"The death of Eric Cartman" 改めてみたら、酷いなこりゃ…。下品さを差し引いて、冒頭チキンの皮のやりとりで「皮が一番いいとこなんだよ」って言うカイルと、その後突っ伏して泣くケニーがかわいい。

カートマンの所業は許されないが、気持ちはわからなくもない。だって皮、おいしいもの。フライドチキンじゃないけれど、北京ダックのコースで自分は皮で先輩には肉を担当してもらったことがあったなって。これも酷いな…。今更ですがごめんなさい。

おまけ。バターズ大活躍のS15ep9 “The last of the Meheecans"を公式サイトから貼っておく。世界観が少しでも伝われば。

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なんで『サウスパーク』を見たんだっけ!?と遡って考えたのですが、始まりは英語の勉強だったのだ、実は。その頃好きだった人がロンドンへ行くことになって、空いた時間に自分も勉強するかって。でも彼がクイーンズイングリッシュを身につけている一方でスラングまみれの米国英語。教材にするもの間違ってるでしょっていうね。若気の至り。