【御菓子調進所 一真菴】柏餅三種:大粒の小豆が美味しいつぶあんが一番好き

連休中の混雑覚悟でしたが、食料調達のため日本橋高島屋に出向いたらやっぱり柏餅を買ってしまったよ、というお話。とらやの柏餅を買う気満々だったのだけれど、こしあん一択の3個入りしかなかったので、ステーションホテルのTORAYA TOKYOならばみそあんバラで売ってないかしらという考えがチラッと頭を掠めました。でも東京駅の更なる混雑を予想したらぐえーっとなったので回れ右して銘菓百選に。茗荷谷の一幸庵で修業した店主が作る国立【一真菴】柏餅を見つけました。

柏餅三種、1,050円也。
つぶあん、こしあん、みそあんです。

葉っぱの上からではさすがに何餡か分からない。一つずつ見ていきましょう。

つぶあん

つぶあんはよもぎもち。裏側なのだけれどパチリ。お餅が葉っぱにくっついてしまって破けちゃったので。

切ってみる。つぶあんの小豆が大粒でびっくり。つぶれずしっかり炊きあげられている。能登大納言小豆、であるらしい。小豆の味がしっかりとして好み。おもちはよもぎ。薄いよもぎ色が美しい。よもぎの香りはそれほどせず、やはり柏餅なので柏の葉っぱの香りが引き立つ作りなのかなと思う。3種類の中で、あんの甘さを一番強く感じた。

こしあん

白いおもちはこしあん。

こちらもお餅が葉っぱにくっついてしまい、切りづらい。
こしあんは白みがかった薄い色でさらりとしている。3つの中で一番やさしい甘さ

みそあん

薄いピンク色のおもちはみそあん。

やっぱりお餅がひっついて断面が歪む。
みそあんはやっぱり好きだなあと感じる味。あまじょっぱいけれど甘さ控えめで食べやすい。

ごちそうさまでしたー。美味しかった。柏の葉っぱの香りがとにかくよい。ただおもちが葉っぱにぺったりくっついてしまってはがれにくく、破れてしまうのが残念。箱の中で、柏餅をさらに包装していたビニールが汗をかいていたから出来上がりからの時間のせいなのかな。つき立てを食べてみたかったー。

子孫繁栄を願っての柏餅だけど、再生産に興味はない。日本の行事の食べ物って子孫繁栄や長寿を願ったものが多いけれど、ある意味そういうのも刷り込まれたステレオタイプの幸せだなって思ったり。枠にはめ込もうとされるとガルルルルッてしたくなる。シャーッてね。