【初音】あんみつ:初めて餡子をおいしいと思った懐かしの味を持ち帰る
子供のころは餡子が苦手で、甘味処に連れて行ってもらってもあまりテンション上がらずでした。その延長線上にいた大人が初めて【初音】のあんみつを食べて、ナニコレ餡子ッテオイシイノネと感じた思い出のあんみつ。ちなみにさらにその先に清寿軒のどら焼きとの出会いがあったので、日本橋は餡子好きを生み出す地なのかもしれません。
今回は店内でなくお土産用。お早くお召し上がりくださいの文字が迫りくる、当日中の壁。越えて行け!
難しそうなときは作りたてから考えてみようかって変則ルールを勝手に適用したり(小声)。3秒ルール的な?まあ、基本すぐ食べます。
じゃーん。みつは黒蜜と白蜜で選べる。黒蜜が好きー。
あんみつ、730円也。店内で食べるのとは価格が異なる。
出来立てを渡したかったのでなるべく遅く、夕方に寄ったのだけれど、お客さんはひっきりなし。手土産用はお店の外から窓越しに購入できます。
では、開けますね。
パカッ。上からパチリ。
上の段を外すとこの通り。寒天がぷかぷか。ちょうどよいガラスの器を探してしばし。
ですがこの後、致命的な間違いを犯すのです。なーむ。
空っぽになった黒蜜の容器の上で、カエルちゃん悦に入っておりますが。
お目当てのアイス用ガラスの器が見つからず、何を思ったかこれをそのまま使っちゃえと勝手に手が動いていた。本当の手順は、寒天の水切りをしっかり→果物などで飾り付け→みつをかける、と段階を踏むべきでした。
できあがり。この時点で手順は違ったけれど、結構満足でニコニコ。
こしあんから左回りに求肥(ピンク・緑)、缶詰の果物(さくらんぼ、みかん、黄桃)、豆、その下には寒天がたくさんー。
缶詰の果物食べたの久しぶりだなあ。みかんはあんこと食べるとすっぱい。それがいい。
やっぱり特筆すべきは餡子の美味しさ。うす紫でさらさらとしたなめらかなこしあん。いくらでも食べられそうに錯覚する味。黒みつと寒天のするりとしたのどごし、そして豆がよく合う。こしあんも合わせて食べるとそこに黒みつのさらりとした甘さとは違った餡子特有の甘さがどしっと加わる。といっても重たい甘さではないの。甘いもの食べておいしくてしあわせだねぇと感じる。暮らしの基本形がここにはあると思う。
ごちそうさまでしたー。美味しかったです。色々と手順に間違いはあったものの、無事?美味しかったからよし、なのだ。今度はお店でクリームあんみつを食べたいな。