【御菓子司 新正堂】切腹最中:パカッと開いた皮から覗くたっぷりの餡の中には求肥
有名過ぎるお菓子だと今はいいかと先送り(たまに食べた気になっていたり)してしまうことがある。新橋【御菓子司 新正堂】の切腹最中はまさにそれ。三月大歌舞伎『仮名手本忠臣蔵』にちなんだお菓子として歌舞伎座お土産処木挽町に並んでいたのでついに入手。結論:もっと早く食べとけばよかった。

新正堂の紙袋。

通し狂言『仮名手本忠臣蔵』の記念パッケージになっています。

切腹最中、2個入650円也。

新正堂が浅野内匠頭が殿中で刃傷沙汰を起こした後お預けになり切腹した田村屋敷跡にあったことから、三代目店主が考案。
SEPPUKUって表記してあるのが印象的。

たっぷりのあんこ!

背後からもパシャ。

5.5×6×高さ4㌢に収まるサイズ。

つやつやの粒あんが大きな塊となってさっくりとした最中の皮からはみ出すほどに挟まれている。粒あんの中には求肥。もちもちとした求肥が甘さ控えめな餡と合わさって食べ応えのある一品。これはおいしい最中!ごちそうさまでしたー。
結晶の大きな純度の高い砂糖を使用し、真空直火炊き製法(沸騰したお湯に小豆を入れる)で旨味として渋を残した餡子だそう。過程は分からなくとも、とっても美味しい餡。好み。
その名前から謝罪や、腹を割って話そうと用いられることも多いそう。これを差し出されたら許すしかないね。