【銀座ねんりんや】マウントバームモンブラン:バニラの風味で栗は洋風に傾くのだな

すっかり人出が戻り以前よりも混雑している感のある銀座ですが、一本通りを入っただけですうっと落ち着いた空間が広がっていたりもします。適当に通りを折れて行ったら【銀座ねんりんや】本店の前を通りかかりました。大きなガラス張りで石壁が印象的なお店に、吸い込まれてしまいました。時間が早かったせいもあってか、丁寧な説明付きでゆっくり品揃えを見ることもできたし、お買い物するならデパートより断然本店だなあ。

マウントバームモンブラン、918円也。

ぱかっ。

どーん。

真上から。長さは18㌢くらい。

横から。山が4つ。ぽこっぽこっ。うねる波のよう。

山一つ切り取って、更に半分に。

そして、倒す。食べるにはちょうどよい大きさ。
開封した時点で、栗の深い香りが広がった。いいにおい。最近栗のお菓子を食べているけれど、明らかに洋菓子の香りで、何が違うんだろうなと考えてみる。バニラじゃないかしら。バニラや生クリームが加わると一気に栗が洋風に傾く気がする。
ねんりんやのバウムクーヘンはしっかり芽とやわらか芽とあって、マウントバームはしっかり芽の方。バームクーヘンのフランスパンを謳っており、外はカリッ中はしっとりに仕上げている。

2種類のイタリア産マロンが練りこまれているという栗の風味いっぱいの生地に、表面の砂糖掛けの部分がシャリシャリしておいしい。のどに詰まるようなぱさぱさ感は全くなく食べやすい。バウムクーヘンには若干苦手意識があって距離を取っていたけれど、これはおやつ箱に入れておくとよいかもと見直すきっかけとなりました。おいしかったです、ごちそうさまでしたー。