【亀屋良長】醒ヶ井〈抹茶〉:抹茶羊羹を求肥で巻いた渦巻きが爽やかな五月にふさわしい
日本橋三越の菓遊庵に寄ったとき見つけた【亀屋良長】の棹菓子。
パティシェと組んで新しい和菓子に取り組んでいる新ブランドの方はちょこちょこ買っていたのだけれど、正統派和菓子はまだあまり食べていなかったかもしれない。
こちらのお菓子は抹茶の深緑から五月の新緑を連想して、思わず手に取りました。
求肥大好きなので、そこも大きな決め手。
さめがい、と読む。
亀屋良長は四条醒ヶ井にて創業・営業しており、一旦枯渇した井戸を掘り直し「醒ヶ井」と名付けて良質の地下水を和菓子作りに利用しているとのこと。
開けましょう。
わー。まっしろ。氷餅が一面にまぶされている。
じゃん!渦巻が見えてきた。
抹茶羊羹のぐるぐる渦巻きがつやつやと美しいです。
これは井戸水「醒ヶ井」の波紋を表しているのだそう。
求肥はやわらかいけれど羊羹に固さがあるので美しく切断できるのが嬉しい。
羊羹はしっかりと抹茶が感じられて、求肥との食感の違いを楽しめる。
食べたい分だけ切り取れるお菓子は好みです。
抹茶は期間限定なのかな。五月の爽やかな季節にふさわしい和菓子でした。