【カフェ・タナカ】レガル・ド・チヒロ:空き缶の数を数えるのがこわい
何年か前、クッキー缶にはまるきっかけとなったのが【カフェ・タナカ】レガル・ド・チヒロです。当時すでに買うのもなかなか大変な状況にありましたが、今ほどではなかったかな。缶が可愛いのもあいまって、大小たくさん空き缶が我が家にはあります。公式サイトと婦人画報のお取り寄せで買っていましたが、突如戦線離脱を決めたのでした。基本?の緑缶は何とも言えないグリーンがとても素敵。今回、三越伊勢丹サイトで10月のマンスリースイーツに掲載されていたので、久しぶりに買ってみました。
なつかしい、包装。
じゃんじゃん行きましょう。
レガル・ド・チヒロ缶、4,995円也。
ではオープン!
やっぱり配送だと少し崩れてしまい、蓋を開けたとき欠片がぽろぽろと。詰め方に隙間がある印象。
全種類。一つ一ついきましょう。
ディアマン・ショコラ 10個
カフェ・タナカのクッキーの中で1番好きなのがこちら。これだけのためにクッキー缶を購入したといっても過言ではない。
チョコレート感たっぷりなクッキー。チョコはエクアドル産。ゲランドの塩が効いている、なんてレベルでないほどでしょっぱいくらいだけど、甘さとのバランスが絶妙。本当においしい。
ガレット・ブルトンヌ 10個
焼き色がおいしそう。口に入れた瞬間からバターを感じる。噛むごとに染み渡っていく。バターを感じます。よい。
クロッケ・オン・ザマンド 7個
これもまたバターを感じるクッキーの中にナッツがザクザク入っている。ピスタチオ、アーモンド、ヘーゼルナッツかな。おいしいのだけれど、波打ち方が甚だしい。お菓子作りが趣味の人からのおすそ分けじゃないんだから。
クロッカン・ノワゼットカフェ
3㌢くらいの大きさで、ナッツが主張してくる。カリッカリ。ナッツの苦みもたまに感じたりしてとてもおいしい。好き。
フロランタン
しっかりと固く焼き上げられている。アーモンドと蜂蜜の濃い味。これ最初のころ一番好きだったクッキー。土台はざっくりとおいしい。歯にくっつく感じ。上の層は見事にアーモンドが敷き詰められている。スパイス?の香りもする4.5㌢四方と小さいけれど、ずっしりと食べ応えがある。
ムラング・フランボワーズ
2㌢くらいのピンク色の小さなメレンゲ。甘酸っぱい木苺が口の中に広がる。好きー。もっとたくさん入っていたらいいのにな。
サブレ・ココ
一口かじると柑橘の香りさわやか。ココナッツとよく合う。厚みは1㌢くらい。バターで層になっている。アーモンド生地かな。
リガル・ド・チヒロのREGALは仏語でおいしいごちそうという意味。
久しぶりに食べてみて懐かしかったです。ディアマン・ショコラはやっぱり美味しかったし。
ここからは秋の夜長に思ったことを徒然と。
どのブランドもクッキー缶人気はとどまることを知らず、物価上昇の影響とは別に全体的に価格も上がっていると感じます。昔は3,500円くらいで買えた印象のものが、今ではミニ缶の相場に。おいしいと評判のお店は大体5,000~7,000円が主軸商品の相場なのかなと。ずっしりと持ち重りのするクッキー缶は開けた瞬間ワクワクするけれど、買った瞬間から湿気など劣化との闘いとなるクッキーは一度にそんなに食べられるわけでもないし、ちょっと悩む。手土産にするには重たいし、配送だと崩れるし。ほかに選択肢となるおいしいお菓子はたくさんある。そんな中それなりの金額を出してクッキー缶をわざわざ選ぶなら、やはり求める水準というものが生まれるのも避けられないかと感じます。例えば、シヅカ洋菓子店の完璧なビスケット、端正なginnnomoriのクッキーのような。雑誌社からクッキー缶ポーチなんか出してないで、クロッケ・オン・ザマンドの形をまずは助けてあげてー。
さて。空き缶をどこに隠そうかな。