【菓匠高木屋】涼味紙ふうせん〈夏季限定〉:まんまる最中の中身は美しい色彩の錦玉羹
日本橋三越の菓遊庵でなんともかわいらしい和菓子を見つけました。金沢の【菓匠高木屋】涼味紙ふうせんです。こちらのお店は大正14年創業の老舗和菓子店で、和菓子に洋のエッセンスを取り入れるなど意欲的に新しい商品を作り出しているようです。
水色はここ数年、心惹かれるようになった色です。デパ地下歩いていてこのパッケージが目に飛び込んできました。
包みを開けます。
なんと折り紙がおまけでついていました。裏には紙風船の折り方が書いてあります。折り紙で遊ぶの何年ぶりだろう。
じゃーん。ころころとまんまる最中がお行儀よく並んでいました。色が涼しげ。
9個入り681円也。
出してみました。サイズわかるようにカエルちゃんも。
ピンポン玉のイメージ。ふんわり軽いです。
そしてやっぱり断面好きとしてはナイフを入れずにいられまい。
まずは白いほう!
最中の皮がぐしゃっとくずれないように慎重に。皮はしっかりしているので結構力がいります。
薄いピンク色をした錦玉が入っていました。桃風味。色がわかりづらいかな。とても美しいです。
次はブルー!
今度はぱかっと帽子のように外れて、一方の皮にこんもりと錦玉が乗っかってしまった。
こちらは皮より濃い水色で、サイダー味。
錦玉(きんぎょく)は寒天と水を煮溶かして砂糖を加えた和菓子。錦玉羹のこと。
表面シャリシャリっとしていて中はするーっと柔らか。最中のパリッとした皮と合わさると口の中がシャリシャリして面白い。なんとも不思議な食感です。冷たくして食べてもおいしい。
今回は夏限定の味でしたが、通年を通して販売されている紙ふうせんは4色4つの味(赤:ぶどう、白:レモン、緑:白ワイン、茶:黒糖)があるようなので、機会があったら試してみたいです。
見た目がとても可愛らしく、珍しい和菓子なので、手土産にしたら喜ばれそう。