【紫野和久傳】れんこん菓子 西湖:ぷるんとしてみずみずしく渇いた体にしみわたる
京都の料亭和久傳の味をおもたせとして展開する【紫野和久傳】は興味深いお品が揃っています。れんこん菓子西湖(せいこ)は日持ちがしないので、なかなかタイミングが合わず。ようやく手に入ったのだ、というお話。
日本橋高島屋 銘菓百選にて一つから購入できることに遅ればせながら気づいたのだった。わーい。
れんこん菓子 西湖、324円也。10月から値段が上がるそう。
笹の葉に包まれ、細く切った竹皮で結ばれている。独特の食感を出すために、この結び方にもこだわりがあるのだとか。この時点でとてもよい香り。
では開けていきます。
蓮粉(蓮根のでんぷん)と和三盆糖を練り上げ、二枚の生笹で包んだ生菓子。笹の葉の色がすがすがしい緑。
サイズは長さ9㌢、台形の長い方で6㌢ほど。
ぷるんぷるんもちもちで、切ろうとするとくっついてくる。そこを切ったのがこちら。
笹のよい香りを感じながら一口くちにすれば、ぷるんぷるんとしてみずみずしく、のどの渇きが瞬時に癒される。和三盆糖の甘さが上品でやさしい味わい。すっきりとした薄甘い蜜を飲んでいるみたいで、これぞまさしく甘露であった。表現で「飲めるような」って多用されるけれど、これは本当に飲める。
とてもおいしい。好き!おいしかったです、ごちそうさまでしたー。日持ちさえクリアできるなら、手土産にして大切な人に食べてもらいたいお菓子。かなりのお気に入り。