キングスマン ファースト・エージェント「ラスプーーーチン!」
『キングスマン』シリーズ前日譚。
国家に属さない秘密組織、最初の任務は世界大戦を止めること――。
『キングスマン』(2014)『キングスマン:ゴールデンサークル』(2017)ときたシリーズ3作目。
監督は引き続きマシュー・ヴォーン。
1作目にあった人々の頭上で次々とキノコ雲を爆発させるシーンなど、彼のセンスが(特に笑いの)どうにも合わないので、本作も嫌な予感が…(ごにょごにょ)。
主役は英国貴族オーランド・オックスフォード候(レイフ・ファインズ)。
おじいちゃん、アクション頑張れー、死なないでーって思って観てた。
結構動けていて驚く。おじさんが暴れる映画市場(今のところリーアム・ニーソン筆頭。昨年『Mr. ノーバディ』でボブ・オデンカークも参入)でもこれならいけるのではないだろうか。
しかし鑑賞後第一声は「はあーっ、長かった」
平和主義者のオーランドがどうして秘密組織を作るに至ったのかという心理描写や、史実を絡めるという点から致し方ないのかもしれないが、冗長でちょっと退屈。画面の色も暗くて陰鬱だし。
羊飼いを名乗る謎の男が世界に混乱を引き起こすために集めるメンバーにラスプーチンやレーニン、マタ・ハリなど有名どころを配してきた(エンドロールから次はヒットラーも加わるみたい)けれど、やっぱりこの笑い乗り切れない。ラスプーチンとオックスフォード候の一騎打ちのシーンで傷ついた相手の脚をきわどいところまでレロレロ舐めるというラスプーチンの怪演だけが妙に印象に残った。というわけで
お気に入りの台詞
お気に入りというか、今回は印象深かった台詞はラスプーチン絡みの二つを挙げておく。
“Are you a monk, or a ballet dancer?"
“Time to dance on your grave"
あと戦場に出たがる息子に対して、自分の戦争体験を語るいい台詞があったのに思い出せない!メモを探す。思い出したら書こう。