【ローラン ル ダニエル】クイニーアマン:折り込みの層に見惚れるブルターニュ伝統菓子
クイニーアマンと言えばキャラメリゼされた表面に指をぺとつかせながらもガリガリさくさくという食感にとりつかれてしまうバターたっぷりのお菓子。小ぶりでも強烈に甘い印象があるけれど、本場の味はどうなのだろうと疑問がわいたので、レンヌのM.O.F.(フランス国家最高職人)パティシェ【Laurent LE DANIEL】ローラン ル ダニエルのクイニーアマンを買ってみたの、というお話。日本橋三越の催事フランス展にて購入。
クイニーアマン、864円也。
真上からパシャ。
イメージほどキャラメリゼされてないようだったので不思議に思ったのだ。
横からパシャ。
下部がパリパリのカリカリに見える。
斬!もちもちっとしてる。そのせいで実は端っこまで切れてなくて不自然な体勢でパシャ。
サイズは直径9×高さ3㌢と大ぶり。
特筆したいのが裏面からサイドにかけての層の素晴らしさ。惚れ惚れしちゃう。いつまでも見ていられる。折り畳まれていく工程が浮かんでくるよう。
バターがたっぷり折り込まれてできあがった内側はみっしりしてはらりそしてもっちり。サイドから裏面にかけてはバターと砂糖でじゅわぁっカリッって感じ。発酵バターの塩気と粉のおいしさが堪能できるお菓子。おいしかったです、ごちそうさまでしたー。
おまけの備忘録。
クイニーアマンはブルトン語でkouign:お菓子 amann:バターなのでバターのお菓子。
有塩バターを用いる。
おそろしいまでのバターと砂糖の量なので気づかない振りをして食べてしまうのがコツ。配分を知ったら卒倒する。ガリガリにキャラメリゼしたデニッシュといった印象だったけど、もっと奥深いお菓子だった。