【Lycka】ブランデースコーン:さらさらさらーっとほどけて消える
銀座EXIT MELSAでは【シヅカ洋菓子店】のお隣のバターサンドの【shirushi】が閉店していて、期間限定でスコーンの【Lycka】リッカになっていました。英国展でレモンの乗ったスコーンが印象的だったお店かな。カリカリもちもち好きな身としてはスコーンはもさつく感じが守備範囲外なのだけれど、昨今のスコーンの持ち上げられ方は凄まじく、食わず嫌いしてる場合でもないかと買ってみたのよ、というお話。
ブランデースコーン、453円也。
ひび割れの感じがおいしそう。これは大丈夫かも。
真上からパシャ。
横からもパシャ。
サイズは5×5×高さ3㌢。
そして、ヤーッ。斬。
焼き色がこんがりひびも美味しそうなスコーン。断面は白っぽくドライチェリーの透き通った赤が美しい。
ブランデーがほのかに香る。焼くときアルコールを飛ばしているのかな。口にするとさらさらとほどけていく感じ。この口どけにはほうっと驚く。のどに詰まって水分が欲しくなるというスコーンにあった先入観も同様にさらさらと流れていきました。お店の人が何も合わせずただ素材を味わってみてくださいと力説していたのが分かります。
粉のおいしさをダイレクトに感じる焼き菓子。おいしかったです、ごちそうさまでした。これは他の種類も挑戦してみたいと思います。
来店したのは9月の初めの頃。日本橋三越の英国展も並行してやっていたのかな。店頭にはレモンが乗ったりという華やかなスコーンはなく、素朴な見た目のスコーンが5種類(だったかな)並んでいました。
昨今のスコーンの持て囃され方は尋常でない気がしていて、まるでファッション業界主導のトレンドカラーを決めるみたいで如何なものかという気持ちがあったのだけれど、並んでいるスコーンからはただひたすらスコーンと向き合い究めていくような気配があって、結果スコーンへの扉が開かれたように思います。他のスコーンもこんなに食べやすいのだろうか。ちょっとずつ試してみようっと。