【巖邑堂】花びら餅:ほんのりと紅が透けるふんわり羽二重餅で新春を寿ぐ
初めて花びら餅を知ったときは「牛蒡!?」とびっくりしましたが、関東でもすっかりおなじみになったような感があります。販売期間の短さと予約受取のタイミングがなかなか合わず、おやつメモには初登場。浜松【巖邑堂】の花びら餅で2024年はスタート。
日本橋高島屋で購入。花びら餅は30日から販売されていました。
ぱかっとな。
花びら餅、550円也。
真っ白なおもち、ふわふわ。
本当に見たまんまの柔らかさ。これにくるまれて眠りたい。
上から。8.5×4㌢に収まるお餅に牛蒡が突き出ている。
では切ってみましょう。
じゃーん。先ほどから透けて見えていた薄紅が美しい。厚みは3.5㌢程。
ふんわりふわふわととにかく柔らかく、けれど歯切れのよい羽二重餅がみそあんを包んでいる。みそあんが大好きなのだけれど、こちらのみそあんは京みそと白小豆の餡、白胡麻を練り合わせ香り高く甘さと塩気がちょうどよく上品な味わい。白小豆の餡はやっぱり美味しい。そして牛蒡はこだわりの出汁で煮詰めて下味を付けてから蜜漬けしているそう。こちらも香りがよかった。一つ一つ手間がかけられているのが分かる美しい和菓子でした。おいしかったです、ごちそうさまでした。また来年!
それにしてもお雑煮を見立ててこんな形になったなんて不思議ね。
不思議と言えば、薄紅に着色されたお餅部分、てっきり梅だと思い込んでいて食べたとき酸味を感じたような気がしたの。でも食べ進むうちに「ん?」ってなって材料を確認したら当然ながら梅も柑橘も酸っぱいものなんて何も入っていなくて、脳による思い込みってすごいなと感じました。この力を何かに活用できないかな?